AI ブームの昨今、「AI によって雇用が奪われる」といった話が飛び交っています。煽っている・盛っている話も多いと思いますが、IT 系のエンジニアのキャリアに影響があるという点は間違いないかと思います。
AI 時代に求められるスキル
AI 時代のエンジニアに求められるのは、AI に出来ない事をする能力・スキルです。具体的に何かと言うと、個人によって意見は異なるかもしれませんが、私が考えるものとしては
- 課題を見つける・目標を自分で設定する
- 具体的な解決段階では AI を上手く活用する
- 他人の感情に寄り添い・働きかけ、チームの能力を向上させる
- 人というのは千差万別なので、AI が取る一般的・王道的な手法には限界があるため、人間が介在する意義がある
辺りです。
それを得るために必要な事
ここでは、AI 時代にエンジニアに求められるスキルそれぞれについて、それを得るために必要な事について書いていきます。
課題・目標を設定するスキル
ここで言う「課題」とは、バグ・エラーのようなものではなく、もう少し上のレベルのもので、例えば以下のようなものです。
- 「現状でシステムは正常に動いているが、最近のアクセス数増加を考慮して、インフラを増強する必要がありそうだ」
- 「AI の普及によってエンジニアに求められるスキルが変わってくるので、新人エンジニア向けの教育プログラムを刷新していく必要がある」
さて、「課題を見つける・目標を自分で設定する」スキルを得るためには何が必要でしょうか。もちろん色々あると思いますが、1つだけ挙げろと言われるなら
多様な視点を身につける事
だと思います。
そして、多様な視点を身につけるためには、
- 勉強等で知見の幅を広げる
- 多様な視点に触れる
というのが有効だと考えます。
本題からは外れますが、「多様な視点を身につける」以外で重要な事としては、本質を理解するための基礎知識・基礎学力を挙げておきます。
人間の感情に寄り添い・働きかけるスキル
人間の感情に寄り添い・働きかけるスキルを身につけるには、ひとえに人との関わり・コミュニケーションを増やすしかないのかなとは思います。そして、前項と関わりますが、狭い範囲の人とだけ関わるのではなく多様な人と関わる事で、人の感情を理解し、寄り添い、感情に働きかけることが出来るようになるものと思われます(※)。
※: 私自身、このスキルに関してはそこまで得意ではなく改善の余地はあります。
海外インターンシップで得られる事
ここまでで、AI 時代のエンジニアに求められるスキルを得るために必要な事を述べました。ここからは、海外インターンシップを経験する事が実はそうした点で有効である、という話をしたいと思います。
英語力・海外での業務経験(一般的な話)
海外インターンシップで現地のメンバーと一緒に働く事で、当然ながら
- 業務で使える英語力
- 海外での業務経験
というのが得られる・向上出来るのですが、今回の記事の本題はそれではありません。
多様な視点が身につく
海外旅行をしたことがある人であれば、海外に行って日本との違いを目の当たりにする事で、日本で当たり前だと思っていた事が海外ではそうではないと気づいた経験があると思います。
海外に住むという事は、そうした発見が(少なくとも最初のうちは)日常的に起きるわけです。また、日本人以外の人と一緒に働く事で、単純に生活しているだけでは分からない視点に気づく事も多々あります。
海外に住んで海外の人と働く事により、日本で働くだけでは得られない視点を得る事が出来る、これが海外インターンシップの大きな利点の1つです。
まとめ
AI 時代の今、エンジニアに求められるスキルは従来とは大きく異なってきています。それを得るために必要な事は色々ありますが、多様な視点を身につける事は非常に重要です。それを得るための1つの手段として、海外インターンシップによって海外に住んで海外の人と一緒に働く事は有効と考えています。
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