ある分野において物事を1つしか知らないよりは2つ以上知っている方が有利に働く、という事はよくあります。
プログラミング言語もそうした例の1つです。エンジニアの方であれば、プログラミング言語を2つ知っている事により、3つ目以降の習得が格段に早くなるなど多くのメリットがある事は実感しているかと思います。
違う国で働く事によるメリット
さて、本題です。日本とは違うX国で働く事によって、
- 日本で働く事
- X国で働く事
という2つを知る・経験する事が出来ますが、それにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
違う部分、共通の部分、を知る事により、日本を俯瞰して眺められる
一番のメリットは、日本とは違うX国で働く事により、日本とX国で違う部分、共通の部分、を実感する事が出来るという点です。それにより
- 日本とX国で違う部分
- 他の国でも国毎に違う可能性がある
- あるいは、日本(や一部の国)が特殊で、他の大多数の国ではX国と同じという可能性もある
- 日本とX国で同じ部分
- 世界中の大多数で同じという可能性がある
- あるいは、日本とX国ではたまたま同じだが、他の国では異なる可能性もある
という事に気づく事が出来ます。そして、そうした気づきによって、日本・日本のやり方を俯瞰して眺める事が出来るようになるので、自分自身の仕事のやり方にX国の良い部分を取り入れたり、逆に日本の良い部分をX国で実践する事で成果を出したり、という事が可能になります。
違いを知る事で、違いを受け入れやすくなる
日本と外国で違う部分を知る事により、何か違い・違和感を感じた場合でも
「まぁそういうものなのか」
と受け入れやすくなります。日本で働く事しか知らなかった時には大事だと思っていた事が、実はそこまで大事では無かった、というのもよくある事です。
もちろん、違いを感じた場合に相手のやり方・主張を全て受け入れろという話では無く、場合によってはこちらの主張を通すべき時もあります。ただ、何が違って何が共通なのか、という理解が無いと、違いを受け入れるべきなのかどうかという判断もしづらいです。
他の国でも働きやすくなる
一度日本とは違うX国で働いて、日本との違いに慣れてしまえば、そこから別のY国で働く場合には、前よりすんなりいくはずです。プログラミング言語の習得でも、3つ目以降は1つ目、2つ目の時より簡単なのと同じ話です。
また、あなたがZ国にある多国籍企業Aに転職したいと考えたとします。企業Aの採用担当者からしても、自分の生まれ育った国でしか働いた事無い人よりは、複数カ国で働いた事がある人の方が適応能力が高そう、という判断をすることが多いと思います。
それ以外の「2つ目」
外国で働く事以外に、どんな「2つ目」がエンジニアのキャリアには有効なのか、について考えてみます。
自然言語(英語)
最初は何と言っても英語でしょう。英語を学ぶ事のメリットとしてはもちろん、「世界中のビジネスシーンで事実上の標準として使われている言語を習得する事により、世界中で仕事が出来るようになる」という一般的なメリットもあります。
ただ、英語を学ぶ事によって、それ以外の言語を学びやすくなるというメリットもあります。ほぼ英語しか話されていない国に移住するのであればあまり関係無いかもしれませんが、多くの国ではそれ以外の言語も話されています。
私自身が今まで住んだ国でも、英語以外が話されています。
- カナダ -> ケベック州などではフランス語が話される
- フィリピン -> 英語以外にフィリピン語(タガログ)が公用語、それ以外に、セブではビサヤ語が話される
- マレーシア -> ビジネスで英語が多く話されるが、公用語はマレー語。それ以外に中国語、タミル語などの話者も多い
生活するだけであれば英語だけでもあまり困りませんが、現地の人が話すそれ以外の言語を知る事で、生活、あるいは大げさに言うとそれ以降の人生が豊かになると思います。
仕事にあまり関係無いのでは、と思われる方もいると思いますが、同僚だろうと取引先だろうと、その人との関係性が深まることで仕事を円滑に進める事が出来ます。相手の母国語を知る事は、その人との関係性を深める手段の1つとして有効なのは、多くの人が認めると思います。
会社
国と同じで、1つの会社でずっと働いていると、その会社でやっている事が他の会社でも一般的なのかその会社独自の事なのかが分かりづらいです。そうした意味でも、エンジニアの方であれば、一度は転職してみる事をお勧めします。(個人的には頻繁に転職するのはお勧めしませんが、人生で数回程度の転職は良いと思います。)
プログラミング言語等、各種技術
ここでは詳しく触れませんが、プログラミング言語も複数知っていた方が良いですし、インフラも AWS だけでなく Azure を知っていた方が良いと思いますし、生成 AI も ChatGPT だけしか触った事が無いよりは、Claude や Gemini も触っておいた方が良いと思います。理由については、今まで述べたものと同じです。
違う国・違う言語で働く選択肢としての GSI
働く国、言語、会社等々、2つの事を知る事で、キャリア(やそれ以外の)面で様々なメリットがある事が分かったかと思います。
さて、ここからは宣伝です。GlobalStepIntern (GSI) は、
- 日本とは違う国であるフィリピン・セブで
- 日本語とは違う言語である英語で
業務経験を得られる半年間のインターンシッププログラムです。
実質負担額は60万円以下+生活費で、半年間のインターン+全12回のオンライン英語レッスンを受ける事ができます。詳細は以下でご確認いただければと思います。
GlobalStepIntern – セブ島エンジニアインターンシップ
まとめ
違う国で働く事により、違う点・共通点を知る事ができます。それにより、日本を俯瞰的に眺めて、良い点・悪い点を客観的に知る事が出来ますし、他人との違いを受け入れやすくなります。また、2つ目の国で働いた経験は、3カ国目以降での仕事・生活を格段に楽にすることは間違いないです。
また、「働く国」以外でも2つ目を経験することはキャリアに良い影響を与えるはずです。具体的には、言語(英語)、会社、技術などです。
GlobalStepIntern (GSI) では、2つ目の国(フィリピン・セブ)で2つ目の言語(英語)を使った業務経験が得られるインターンシッププログラムです。本インターンシッププログラムを通じて、是非、今後のエンジニアのキャリアの飛躍に繋げてもらえればと考えています。
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