GlobalStepIntern の実施場所であるフィリピンのセブについて、良いところ悪いところ含め少し紹介します。
セブでの日常生活
比較的安価にジム・プール付きの部屋に住める
フィリピン法人があるセブは、日本人にとってはリゾートとして、そして安価な英語留学先として人気があります。
経済成長に伴う物価の上昇や昨今の円安によって、以前のように「生活費は日本の1/3!」といった状況ではありませんが、それでもまだ日本よりは安いので、出費を抑えつつ滞在することが出来ます。特に住む場所に関しては、
- 単身であれば6万円〜/月
- カップルや家族の場合も月10万円〜/月程度
で市内にジム・プール付きの部屋を借りられます(※)。もちろん、もっと安い物件も沢山ありますが、安全面を考慮するとあまり安いところ(4万円/月以下)はお勧め出来ません。
※: 為替レートによって変動するのと、契約期間が短い場合は割高になったり、というのはあります。
エンジニアも含むオフィスワークの人は運動不足になりがちなので、家と同じ建物内にジム・プールがあるのは非常に有り難いです。
期待値を上げすぎるのも良くないので一応書いておくと、プールもジムもリゾートホテルにあるような豪華なものではありませんが、それでも運動不足を解消するには十分かと思います。以下、Google の画像検索結果を貼っておきます。
治安は概ね良好だが、注意は必要
治安の話が出ましたが、基本的にセブは治安が良く、スリや置き引きなどの軽犯罪に気をつければ安心して暮らせると思います。多くのサイトでは繁華街は危険と書かれていますが、個人的な感覚としてはセブの繁華街(例えばマンゴースクエア周辺)の治安は新宿歌舞伎町みたいな感じなので、客引き等から話しかけるのを無視していればそれほど怖がることは無いと思います。もちろん、女性の一人行動などは避けた方が良いですが。
ただ、普通の日本人であればあまり行く事は無いですが、危険なエリアも確かにあります。また、繁華街でも人通りの多い表通りはそこまで神経質にならなくても良いのですが、人の少ない裏通りには危険なところもあるため立ち入らない方が良いです。道を間違えた場合などはすぐに引き返して人通りの多いところに戻ってください。
セブでの娯楽等
平日は仕事がメインだとしても、終業後や週末にはセブを楽しみたいところです。観光に関してはガイドブックや各種サイトを見てもらうとして、住んでいないとなかなか出来ない事をいくつか紹介します。
ダイビング

個人的なお勧めはダイビングです。未経験で興味のある方は、是非ライセンスを取ることをお勧めします。必要な日数は2〜3日なので、週末(+α)を使えば取得出来ます。
セブ市内からビーチのあるマクタン等までは車で30分程度なので、一度ライセンスを取ってしまえば、好きな時にダイビングが楽しめます。セブの海はプランクトンが多いため透明度は沖縄などには劣りますが、その代わりに魚の種類・量が豊富です。禁漁区も多く、大量の魚を間近で見られる機会が多いです。
飲み歩き
お酒を飲む方であれば、お酒が安いのでお財布をあまり気にせず沢山飲めます。お洒落なバーやお酒の種類の豊富さなどは日本の大都市に比べると見劣りするため、そういうのを重視する方には向きませんが、飲みながら人と話すのが好きな人には向いていると思います。英語の練習にも良いと思います。
観光だと2〜3軒行ければ良い方だと思いますが、半年住むのであれば、ネットで色々情報を調べつつ色んな場所に行ってみることをお勧めします。
なお、飲み物に睡眠薬を入れられて貴重品を取られたという話もネット上では散見されますので、(男女問わず)1人で飲みに行く場合は注意が必要だと思います。具体的には、必要なお金と最小限の荷物で飲みに行くなどの対策が必要です。
小旅行
週末等に近隣の島に旅行に行ったり、あるいは島内でハイキングに行ったりというのも良いと思います。具体的にはボホール島、バンタヤン島、スミロン島などです。
なお、フィリピンは東南アジアと言っても他の国とは結構離れているので(以下の地図を参照)、 他の国に旅行に行くのにはあまり向いていません(※)。
※: 例えばマレーシアだと、タイ・シンガポール・ベトナム・カンボジア辺りには、国内旅行に近い感覚で行けるのですが。
現地の人との交流
せっかく長期滞在するのであれば、現地の人とも交流したいところです。ここでは交流の方法などを紹介していきます。
言語交換/ランゲージエクスチェンジ
言語交換/ランゲージエクスチェンジ(日本人は日本語を教え、フィリピン人に英語を教えてもらう)のイベントとかは、とっつきやすくて良いかと思います。実際、(違う国ですが、)私は言語交換グループ経由で友達が結構沢山出来ました。
フィリピンに限らず海外には、日本の文化に興味がある人が多くいるので、言語交換のイベント・グループも探せばすぐ見つかります。こういう時に、日本人に生まれて運が良かったなと思います。
お店・コワーキングスペース
次にお勧めなのは、現地のお店やコワーキングスペースで常連になる事です。そこで働いている人や常連客と顔なじみになって、気の合う人と友達になったりすると生活も楽しくなります。
知り合いのノマドワーカーは、セブのコワーキングスペースで友達を作った人もいますし、私はバーで知りあった人と友達になったりしました。
金銭感覚の違いに注意
現地の人と仲良くなって交流する場合、一点気をつけた方が良いのは、金銭感覚の違いです。フィリピン人は貧富の差が激しく、ものすごいお金持ちがいる一方、お店で働いている人とかは一般的な日本人よりは収入が低いので、ご飯とかお茶に誘う場合には、相手の経済状況に応じてこちらで全額支払うなどの配慮が必要です。コワーキングスペースに来ている外国人であれば気にする必要は無いと思いますが。
セブの良くないところ
良いところだけで無く悪いところも書いておいた方が良いと思うので、セブの良くないところをいくつか書きます。
何だかんだで田舎
旅行者にとってはリゾートですが、住むとなると田舎です。田舎が好きな人は問題無いのですが、都会暮らしに慣れていて都会が好きな人にとっては、セブにしばらく住んでいると退屈してくる可能性があります。
実際、私は(随分前ですが)セブに半年住んでいたことがありますが、それほど都会好きというわけでは無いものの、やはり半年セブに住んでいるとちょっと飽きてきました。
教育の選択肢があまり多くない
独身の人には関係無いですが、お子さんがいらっしゃる場合は教育が気になります。インターン期間中は単身赴任みたいな形でも良いかもしれませんが、現地企業での採用、あるいはもばらぶに継続雇用となった場合、家族にセブに来てもらう場合もあるかと思います。
セブには日本人学校が無いため、選択肢としてはインターナショナルスクールのみです。そして、インターナショナルスクールの数は、東南アジアの他の国(マレーシア・シンガポール・タイ等)に比べると正直見劣りがします。
食事に気をつけないとお腹を壊す(が、すぐ慣れる)
チェーン店とか大きなモールに入っているお店で食べる場合はほぼ問題無いですが、ローカルのお店とかだと衛生的にあまり良くないところもあり、お腹を壊す事もあります。
個人的に気をつけた方が良いと思ってるのは、生のフルーツと作り置きしてある料理です。注文してから作られ、かつ火が通っている料理であれば、問題は少ないと思います。
余談ですが、(個人差はありますが)セブに1〜2ヶ月住んでいるとその辺にも慣れてきてあまり下痢をしなくなります。そして、日本に帰国してしばらくしてから再度セブに来るとまたお腹を壊したりします。これは人種に関係無いようで、日本に長く住んでいるフィリピン人も、たまに里帰りでフィリピンに帰るとお腹を壊すらしいです。
まとめ
フィリピンは公用語が英語のため、語学留学先としても人気ですが、そんなフィリピンのセブで英語環境で業務経験を積めるというエンジニア向けインターンプログラムを開始しました。
セブは、生活コストも比較的安く、東南アジアの中では治安も十分良いため、安心して長期滞在が出来ます。また、綺麗な海・自然があるため、休みの日にはダイビングなどのマリンスポーツをしたり近隣の島に出かけたり、といった楽しみもあります。
インターンプログラムに興味のある方は、以下のページよりお気軽にお問い合わせいただければと思います。
GlobalStepIntern – セブ島エンジニアインターンシップ
Copyright
メイン画像: Cebu IT Park, Cuenco Avenue, Cebu City / Patrickroque01 / CC BY-SA 4.0
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